和尚が申す

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大相撲再生への道!

大相撲再生への道!

ここのところテレビや新聞のニュースはこの件で埋まっている。
無理もない、1300年の歴史の中で未曾有の惨事と言ってよいだろうからだ。

メガネ和尚は自分なりに再生に向かって進むにはこれしかないというような素人ではあるものの、方法を模索してみた。

まず最初にメガネ和尚の八百長に対する私案はというと、これは事実だったろうと思うし大半の力士たちが関与したり経験した人達ばかりだと思われる。元力士の板井氏は80%が八百長だとも言いきった。
団体スポーツならいざ知らず、この個人競技にはどのような競技にもその疑惑はついてまわるだろう。なぜなら本当のことは個人の胸の内にしかないからである。人の心の中に他人が入って行くことなど不可能ということはやりやすいしわかりにくいという面を持ち合せている。
ましてやこの一番で100万円の月給が飛んでしまうとなればなおさらだろう。これも二人だけの相談で簡単にできてしまうし、勝負事はやってみないとわからないという生来持ち合せている醍醐味もある。

このような中で過去に経験のある親方衆がどのような手段を持ってしても改革など不可能だ。犯罪者が犯罪者を裁くのだから愚の骨頂である。

そこでもし再生と言うのがあるとすればそれは一時日本相撲協会と言うものを解散してしまうことだ。
ここまでしないと国民は納得しないだろうし、次の世代につなげていくことが出来ないと考えられる。
もちろん多少の暴論であることは認めるが、心に中にあるものまで裁くと言うならこれしか方法がないと思う。一時解散して社会奉仕をするか全く別の職業につくかして生活を続け、本当に相撲がやりたいと思う力士だけこの辛酸を嘗めつくして後に再び土俵への道を新しい協会の手によってなされるのが肝要かと考える。
もちろんこれには現協会の持つ動産不動産の財産もある。これに関しては所管する文科省が一時預かって管理し、再開の時にこれを新しい協会に与えるということでいいだろう。

もちろん八百長をしていない力士もいることは確かだろう。でもそれをどのような方法で振り分けるというのだろうか。携帯電話の提出を求められたら奥さんが踏んづけたという力士まで出現する始末なのだ。もはや何の同情も必要ないだろう。疑わしくはクロという感覚で臨まないと国民の怒りどころか近い将来には閑古鳥の鳴く国技館になってしまうだろう。まるでやっと取った政権にしがみついて日和見的に何回も方向転換している政党のようだ。今解散総選挙をすれば民主党は100の議席がやっとかなという状況と言う。日本相撲協会もここが本腰の入れどころだろう。
そしてこの案がもし実行されるとするならば、これは協会側からの発案と言うことにした方が効果は絶大だろう。まさに自浄作用というのはこう言うことを指していうのだろうと思っている。

君たちは特別の人達ではないのだ。我々と同じ国民で日本は法治国家であって皆その恩恵を受けているのである。
1年と言う期間はアスリートにとって致命的な時間である。元の筋肉に戻すには不可能と思われるところもある。でも今これをしないと維持している筋肉の使い場所が無いのも事実なのだ。

八百長と言う心の病は法律の外側を闊歩し、なお且つジワジワと命を蝕んで行く。
今こそ膿を出し切るというならばこのような大手術が不可欠と思う。